sharp MZ-1500 を直す (1500所有者は要注意)
先日某YオクにてMZ-1500のジャンク品を入手致しました。
昔友達が持っていたんですよね、これ。
それはいいとして、ジャンクの説明は、
電源は入り、画面は出てキーは入力できたけれども、QDが読まないと。
で、それ以上は確認していないので後は分かりません、とか言う内容でした。
そして落札後に到着して早速画面を見てみようと、
ビデオ出力にて繋ぎ電源を入れると、、、
、、、、、あれ、、、、一度繋ぎなおしてもう一度。
、、、、なにか文字のようなものが見えますが、やはり変です。
つうか映ったはずじゃないのかと、、、
汚いけれども、これでも映ったとかいう事か????
で、念の為にRF出力で確認したら、、、、、、あれ。映りました。
というかRFの方は写真を撮り忘れたのですが、
一応RFで映ったけれども、すごくイマイチな感じ。
RFは元々甘い映りですが、それ以上に甘い感じ。
まぁRFで映るのであれば、RGB出力ならRFに変換している部分とか、
ビデオ出力している部分は回路図をみるとスルーしているので、
たぶんちゃんと映るのでしょう。
ちなみにそっちは確認していません。
んー、にしても、まぁ嘘をついて売ったとまでは言えないか。
で、何はともあれ分解して原因を追究してみたところ、、、
なにやら数か所、緑青がみえますね、、、
ビデオ出力端子につながっている辺りの回路に腐食している部分ですか。
よく見ると電解コンデンサの周囲に薄く漏れた跡のようなものも見えました。
噴いたっぽいですね。ヤバイねこりゃ。
(ちなみにこの基板はCOLOR ENCODERというサブ基板です)
で、噴いたように見える電解コンデンサを取り外した所、
しっかりと何か漏れた跡がありました。
となると、このサブ基板についている他の電解コンデンサも、
同一メーカーなので気になります。とりあえず外してみたところ、、、
電解コンデンサの足元が腐食して漏れた跡もありますね、、、
こりゃ映像がおかしくても当然。
尚サブ基板についていた電解コンデンサは以下の通り。
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6.3V 470μF
10V 100μF x 7
50V 0.47μF
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で、一応このサブ基板の電解コンデンサを全て交換し、
腐食のあった抵抗とかも、気になるのでこの際交換してみました。
ちなみに抵抗はテスターで見た感じ、
異常はなかったように見えましたが、こちらも一応念の為に。
尚、液漏れ跡は全てエタノールをつけたティッシュで綺麗に拭いておきました。
また腐食したらやだしね。
手持ちになかった抵抗は金属皮膜のやつを買ってきて、
後は腐食の無かった部分も手持ちであった抵抗にてついでに何か所か交換して、
これで映るかなと。
でましたね。
というわけで、MZ-1500ユーザーの方。
RGB出力で繋いでいると気がつかないかもしれませんが、
知らない間にビデオ出力やRF出力部分が壊れていたりするかもしれませんよ。
ここの電解コンデンサは要確認かもです。
さてあとはQDの修理か。
これは後日暇な時にでも。